5000系
1977年から1991年にかけて製造された、界磁チョッパ制御車です。京越では初めての回生ブレーキ車であるとともに、初の電気指令式ブレーキ採用車でもあります。
車体は3200系新製冷房車とあまり変わりませんが、下枠交差式パンタグラフが採用されてM1車に2機集中搭載になったのと、冷房機の能力が増強されて4機搭載から3機搭載になったのが、3200系との外観上の主な違いです。
HRD電気指令式ブレーキを採用したために、従来の車両との混結は不可能になったものの、その代わりに新技術として、ワンハンドルマスコンが導入されています。また、この5000系では1両の単独電動車も用意されて、柔軟な運用に対応できるよう考慮されています。
初めに6両と2両の編成が登場し、1980年には8両編成が登場しています。1983年度からはマイナーチェンジが行われて、1段下降窓を使用した新車体となっています。その後1985年には4両編成も登場し、1987年度からは車体がアルミ製になっています。
15年もの長きに渡って製造された5000系は、現在では最大の車両数を誇り、2・4・6・8両の各編成を適宜連結して、特急から普通まで幅広く運用されています。
2段窓車
1段下降窓車(普通鋼製)
●編成例
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